【ゲストへのご挨拶】
子育てをはじめたばかりの母さん父さんたちへ。
都心から近い公園は、おもしろい発見にみちた自然のスポットです。
あれこれしなきゃいけない日常のあわただしさを、いっとき忘れて出かけてみよう!
野外での子育て経験豊富なスタッフがサポートします。
小さな子どもと一緒に、遊具のない公園で何をして遊ぶの?と思いがちです。でも、都心の公園には、林や水辺があってワクワクする遊びの種に満ちています。まずは、子どもの歩いていく方向についていってみましょう。
小さな子どもと歩いていると、おもしろい発見が待ち受けています。ふだんは、大人が「ああしようね、こうしようね」と決めがちですが、ここでは、子どものやることをおもしろがりながら過ごす時間です。
じつは、子どもだから、何もできない、分からないわけではないのです。
子どもの命のまん中には、自然を感じる心、おもしろいことを発見する目、人と分かち合う気持ち、挑戦する気持ち、自分で解決する力が備わっています。幼い子どもは、まだそれが外からは見えにくいのですが、子どもの力を信じて見守りつつ、いっしょにおもしろがっていると、内なる力がしだいに芽生え育っていきます。子どもが自分で動きまわって、おもしろいものを見つけ、楽しい遊びに発展させていく力には、目を見張るものがあります。
のんびりが好きな子もいますが、何もしてないように見えて、内面ではたくさんの刺激を受けていますから、心配はいりません。強制されずそれぞれのペースで遊ぶことは、自分の感覚や考えを大切にする生き方につながるのだと思います。自分のことを信じて見守ってくれるおやごさんの存在は、子どもにとってどんなにありがたく心強いことでしょう。親子の信頼関係は、そういう体験を少しずつ重ねて育んでいくのかもしれませんね。
安全に目を配れるようにするためと、お子さんができるだけ自分のペースで過ごせるようにするために、当日は、2組の親子さんに対してスタッフ1人体制で開催します。ただ、お子さんをお預かりする場ではないので、ご自身でお子さんから目を離さないようにお願いします。
【体験の流れーー例】
※自然の様子や公園の利用状況によって、代々木公園以外での開催となる場合もあります
10時 現地集合 あいさつ
季節の体操、わらべうた
11時 さんぽ
いっぽん橋わたれ
しずく集め
草花見っけ
12時 お昼ごはん(持参)
絵本タイム、クラフト(花びらペンダント、葉っぱのタペストリー、葉っぱのコップ楽器)
13時 現地解散
<主なスタッフ>
田中富代(たなかふみよ)
大学院で野外教育を専攻。環境教育NPOで教育ディレクター、体育専門学校でレクリエーション学の講師などを経験。代々木公園の自主保育で7年間活動。現在、リズム遊び講師、子ども食堂スタッフ、野外学校FOSのサポートスタッフ。長男22才、次男20才。
五味まゆこ(ごみまゆこ)
銀行のOL時代、環境教育NPOのボランティアをきっかけに山ガールに。結婚・出産後も、親子登山が家族の生活のベースに。“子育ては親育て”をモットーに、小金井の森のようちえんや、野外学校FOSのサポートスタッフを担当。リズム遊びのピアノ伴奏や、保育や介護の支援員として活躍中。小五男子の母。
戸高優美(とだかゆうみ)
大学では野外教育専攻。自然保育園でのスキーキャンプや、筑波小の移動教室などの指導者として活躍。登山家と結婚後、6年間ヒマラヤやチベットでベースキャンプを担当。帰国後は野外学校FOSを運営。福島の南会津で、長年、自然体験活動を展開してきた縁で、震災後は保養キャンプを実施。高3と高1の娘。