2009年に一夜限りのアートの響宴として開催された六本木アートナイトも今年で8年目を迎えました!さらに今までとは違い季節を春から秋に変えて名実ともに芸術の秋を楽しむならアートナイトへというイベントになりそうですね。
今回はそんな毎年盛り上がりを見せている六本木アートナイトについてご紹介したいと思います。
六本木アートナイトとは?
出典:gabuken
まず六本木アートナイトがどんなイベントかといいますと、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案と、大都市東京における街づくりの先駆的なモデル創出を目的に 2009年から毎年開催されているイベントです。リーマンショック以降、景気が悪くなり未曾有の経済の落ち込みが騒がられる中、もっと芸術の力で街を元気にしたい、アートで何かを伝えたいという思いを胸に、世界的な文化創造都市・東京を掲げ、「東京文化発信プロジェクト」の一つとして企画されました。
「六本木アートナイト2016」秋に開催決定 – 生活の中で楽しむアート、期間は3日に延長 – https://t.co/HjEYysTV78 pic.twitter.com/4En2umajkG
— Fashion Press (@fashionpressnet) February 6, 2016
こちら。六本木アートナイト「国立新美術館スイッチ」にシフトイン中。東京デスロック・佐山和泉フェロー。深夜の国立新美術館で。3秒〜30秒の小芝居が。何十回も。勿論塗り替えたと言っても過言ではない。演劇史或いは美術館史を! pic.twitter.com/TNdoizvSFi
— スイッチ総研 (@switch_souken) July 1, 2015
通常アートを見に行くときには美術館やギャラリーに足を運びます。美大に知り合いがいる方や作家・アーティストとのつながりがある方は、展示会や個展に参加した経験があるのではないでしょうか。この六本木アートナイトの最大の魅力は、六本木界隈の商業施設や街中の至るところでアートを見れることです。え、こんなところでと思うような場所でダンスや芝居がされたり、普段は何もない商業施設の一角がアートで彩られたりと、六本木がまさにアート一色になります。
また、現代アートを始め様々なジャンルの美術館・ギャラリーが多く点在している六本木のため、アートナイトに合わせ開館時間を延長したり、特別展を開催したりとアート好き、芸術好きにはたまらないイベントが六本木アートナイトなのです。過去には世界的な現代アートの巨匠・草間彌生やperfumeをはじめ数多くの映像作品を手がけるライゾマティクスなど錚々たるメンバーが名を連ねています。
草間彌生大好きなのでこの回のアートナイトが本当たまらなかった pic.twitter.com/7lDEE1RUKV
— ミツメ θ θ θ (@kitoux) April 19, 2014
アートナイトのハル号アケボノ号(ライゾマ&TASKO)、MOSAIC(ライゾマ)、pepper部&バルーン(TASKO)と、先週末はライゾマティクス&TASKOの作品が色々見られて嬉しかった。同じ会社でも人が違うと雰囲気が違って面白い pic.twitter.com/fUhU82QOBs
— PLAstica. (@plastic_candy) April 28, 2015
六本木アートナイト2016の見どころ
今年の六本木アートナイトは、秋に変更になってから初の開催ということで、楽しめるコンテンツが盛りだくさんとなっています。昨年から始まった新たな取り組みとして、一般公募作品を募るオープン・コール・プロジェクト。今年も多くの公募作品が寄せられ、新進気鋭なアーティストが出揃いました。
・吉村 恵美「SAMURAI IN ROPPONGI!!! ~辻ライブパフォーマンス by サムライ・ヴァイオリニスト・そしてロバ。六本木にSAMURAIが帰ってきた!~」
サムライソードアーティストの華麗な剣さばき、立ち回りとヴァイオリニストによる夢の響宴が六本木アートナイトに舞い降ります。一体街中のどこでパフォーマンスが観れるのかも注目したいところです。
・流 麻二果 「六本木借景絵」
世界を舞台に活躍する流 麻二果によるコンテンポラリーダンスが六本木アートナイトでも見ることができます!様々なジャンルの要素を取り入れた踊りと、流 麻二果の世界観が織りなす圧巻のパフォーマンスは楽しみですね。
・後藤 映則 「toki-WALK_Roppongi」
既存の枠にとらわれない新しい映像作品を世に出している後藤 映則は、空間を流れる時間を形に閉じ込め、これまで体験したことのないような映像を見ることができるのでしょうか。六本木アートナイト用にアレンジされた後藤 映則の新感覚の映像クリエイションをぜひこの目で観たいですね。
・蓮輪 康人 「Roppongi Sign Girl ―六本木看板娘プロジェクト―」
蓮輪 康人が手がける実際に六本木で活躍する看板娘を本物の看板にし、六本木の街中各所に展示されます。リアルに表現された看板を眺めつつ、六本木のアートナイト散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また今年のメインアーティストには彫刻家の名和晃平が選ばれ、様々な素材をテクノロジーと掛け合わせた新しい彫刻表現が六本木アートナイトではどのような表現がなされるかが注目されることでしょう。さらに主要商業施設では、希少植物を探して世界を回るプラントハンターの西畠清順と、風船の概念を覆す表現が印象的なバルーンユニットのデイジーバルーンとコラボ。「六本木の森で迎える、文化の夜明け」をコンセプトにしたパブリックアートをどのように表現するのか、今からワクワクしちゃいます!
その他、今年のアートナイトのテーマである遊園地のように六本木を回ってみようというテーマに沿ったインスタレーションや音楽、映像、ダンスなど多彩なアート表現が街中の随所で見られること間違いなしなので、ぜひ今年の六本木アートナイトに参加されてみてはいかがでしょうか。
【開催テーマ】「六本木、アートのプレイグラウンド~回る、走る、やってみる。~」。
【開催日時】10月21日(金)~10月23日(日
<コアタイム①>10/21(金)17:30 ~ 24:00
<デイタイム >10/22(土)11:00 ~ 17:30
<コアタイム②>10/22(土)17:30 ~ 10/23(日)6:00
※コアタイムはメインとなるインスタレーションやイベントが集積する時間帯です。
【開催場所】港区六本木周辺
【公式サイト】http://www.roppongiartnight.com/2016/
この記事を読んだあなたへ
ainiでは、アート体験を開催しています。実際にものづくりをしたり、ギャラリーを巡ったりと充実した内容となっていますので、ぜひ体験に参加してみませんか。
詳細はこちら