みんなのための”第二の田舎を作る”イナカプロジェクトさんの挑戦【インタビュー、現場が全てVol.4】

皆さん、こんにちは。TABICAの細川哲星@地方創生室です。いかがお過ごしでしょうか?

「好きをシェアして、好きで繋がろう」というコンセプトのTABICAは、自分の好きなことを体験として提供する「ホスト」とその体験に参加する「ゲスト」を繋げるプラットフォームとして、2015年にスタートし、2020年現在では1万人を超えたホストが参加しています。

登録されている体験は、親子に人気の自然体験やものづくりのワークショップ、知的好奇心をくすぐる街歩きに、占いやヒーリングのようなお一人様に人気のプログラムなどさまざまです。

本記事では、埼玉県見沼田んぼ・千葉県鴨川市で、親子で楽しめる自然・農業体験を提供されている「イナカプロジェクト」さんのスタッフ3名の方に、インタビューしました。

イナカプロジェクト代表の社長こと平野さん
イナカプロジェクトの隊長こと片岡さん
イナカプロジェクトのマスコットキャラことノラネコくん

イナカプロジェクト、プロフィール】

大学時代をマウイ島・オアフ島で過ごし、サーフィン、釣り、ダイビングなど海アソビ一本で生きてきた平野(代表)が、日本帰国後の2013年、”都会の生活に自然と暮らす豊かなライフスタイル”を実現したい、と「一般社団法人INAKA PROJECT」を設立。

埼玉県(さいたま市)と千葉県(鴨川市)に拠点を置き、第一次産業(農業・漁業・林業)要素をベースにワクワクする究極のアソビ×マナビ場づくりを行っています。スタッフは山に海に畑に、様々な自然のフィールドで活躍するメンバーばかり、個性豊かな団体です^ ^

本インタビューの動画はこちらから

自然好きのメンバーと動物たちとで和気あいあいと運営しています

農園にいるヤギの様子

TABICA細川「イナカプロジェクト さん、今日はよろしくお願いします。色々お話しお伺いさせてください。イナカプロジェクトさんは埼玉県見沼田んぼ・千葉県鴨川市にて、自然体験・農業体験を提供していただいておりますが、最初に少し自己紹介をお願いできますか?今日は3名の方に来ていただいておりますのでまずはフミさんからよろしくお願いします。」

社長「皆さん、こんにちは。イナカプロジェクト代表の平野と申します。大学時代はハワイで過ごしていて、サーフィンや釣り、ダイビングなどの海遊びをずっとしていたのですが、日本に戻ってから自然と共に暮らすライフスタイルを追求したくて、最初は千葉県鴨川市の古民家を拠点に米作りをするところからスタートしたのですが、今は、埼玉県さいたま市の見沼田んぼというエリアで耕作放棄地を耕して、約5,000坪ほどのファームを運営しております。ファームでは、畑や田んぼをやりながら、農や食をテーマにやってみたい体験をしております。」

TABICA細川「ありがとうございます。農園では、”社長”と呼ばれていると聞きました。(笑)毎回農業体験には参加されていますか?」

社長「一応、社長と呼んでもらうようにしています。毎回参加しているんですが、現場ではバイトと思われています。皆さん気軽に接してください。(笑)」

TABICA細川「皆さん、バイトと間違えないようにしましょう。(笑)ありがとうございます。続きましては、隊長の自己紹介をお願いします。」

隊長「田舎プロジェクトの”隊長”です。イナカプロジェクトのスタッフをしはじめて5年程度経ちます。最初はMeetUpという田舎好きが集まるイベントが渋谷で開催されていてそこに遊びに行った時にイナカプロジェクトを知り、そこからスタッフをやるようになりました。自分自身、小学生の頃に作ったバケツで育てるお米作りというのが印象に残っていて、はじめて本物の田んぼを見た時に”うわぁこれが田んぼなんだ!”と感動したのを覚えていて、その時の感動をみんなに伝えるために、イナカプロジェクトで活動しております。よろしくお願いします。」

TABICA細川「よろしくお願いします。ありがとうございます。そして、もう一方、お越しいただいております。それでは呼んで見ましょう。ノラネコく〜ん!!」

ノラネコくん(無言でダンス・・・)

社長「ノラネコくんは喋れないので変わりに話しますね。(笑)イナカプロジェクトのマスコットキャラです。畑で活動しています。野良作業をしているので、ノラネコくんという名前になっています。」

TABICA細川「なるほど。イナカプロジェクトさんは畑をテーマパーク化されていますよね。いつも和気藹々とされていて素敵ですよね。他にもスタッフがいらっしゃったり、今ヤギもいるんですよね。」

社長「そうですね。今7頭います。最初は少なかったんですが、年々子供を産んで大きくなって増えてます。自然が好きなメンバーが多いのと、みんな楽しみながらやっていて、ヤギがいたり、ノラネコくんがいたりします。(笑)」

バーチャル体験の様子、ゲストを楽しませるために様々な工夫をされています。

やりたいことは、”第二の田舎をつくる”こと

TABICA細川「イナカプロジェクトさんの活動はどれくらいやってらっしゃるのですか?」

社長「活動は2013年から本格的にスタートしまして、7年が経っています。年間、約5~600名の方が足を運んでいただいております。今までで約3,000人くらいの方々にお越しいただいており、年々お越しいただく方が増えています。最初は、農家さんとうちのスタッフ数名で畑を耕すことから始まったのですが、今では人が増えて、おかげさまで楽しくやっています。」

TABICA細川「たくさんの方に愛されている農園だなぁと思っています。なぜ、イナカの魅力に気づいたり、こういった活動をされるようになったのですか?」

社長「海外に憧れてはじめて日本を出てみて、ハワイの学生時代は海遊びばっかりしていたんですが、海外の自然もよかったのですが、その時に幼い頃から好きだった日本の自然の魅力に改めて気づかされて、この日本の自然の魅力を伝えていくような活動をしたい、と思ったのがきっかけですね。」

TABICA細川「素晴らしいですね。隊長はなぜ自然体験や農業体験をやろうと思われたのですか?」

隊長「2011年の東日本大震災がきっかけでした。当時は職場で働いていたのですが、ずっとこのまま当たり前に進んでいくんだなと思っていたタイミングで東日本大震災がきて、生き方やライフスタイルを考えていこうと思ったんですね。そこから仕事以外にも別の活動に目を向け始めた時に、イナカプロジェクトに出会いました。コンセプトが生産者の姿を見るということだったり、農園や自然の中に自分たちの生きるために必要なことがあるのかもしれないと思い、自分も足を入れてみようと思ったんですね。」

TABICA細川「素敵ですね。イナカプロジェクトさんの”第二の田舎をつくる”というコンセプトも僕もすごい好きです。」

社長「僕ら以外の、見沼田んぼというエリアで活動されている方々も素敵な方が多いです。見沼田んぼは市街化調整区域といって緑を守っていこうというエリアなので、住宅が建てられなかったり保護地域にもなっています。」

イナカプロジェクトさんの緑がいっぱいの畑の様子

春の目玉は、田植え。泥んこゾーンに足を踏み入れた時の感動。

TABICA細川「実際の体験がどんなことをされているのか聞いていきたいと思います。年間オールシーズンでされていらっしゃいますが、季節を追ってお伺いできれば嬉しいです。まず、春はどんな企画があるんですか?」

隊長「体験については私から説明しますね。春は、まずは暦の上では2月3月くらいから春になってくるのですが、埼玉はまだまだ寒い時期が続きますので、3月に入ってあたたかい日が増えてきたタイミングで畑を耕したり準備をしていきます。3月の終わりから4月の上旬にかけて、見沼田んぼの浄水路沿いに桜が本当に綺麗に咲き乱れます。実は日本一長い桜の回廊として認定されているんですね。それから、そのころに菜の花が咲き誇ります。食用の菜の花が有るので、それを摘んでいくという体験からスタートします。」

TABICA細川「すごい素敵そうな景色ですね」

隊長「4月には田んぼの準備をして、4月からゴールデンウィークにかけて、お米作りがスタートする前の段階で、稲の種まきワークショップをオンラインや現地で体験を提供しています。実際に現地に遊びにきて欲しいのですが、コロナの影響でオンラインでも開催しております。そして、そのあとに、みなさんが大好きな田植えを5月中旬から6月中旬まで実施しています。これがすごく人気ですね。

TABICA細川「なるほど、田植えはどういったところが魅力的なんですか?」

隊長「でっかい泥んこゾーンに足を踏み入れることが一番の魅力かと思います。私も当初はバケツでお米を育てたことはあったのですが、田んぼに足を踏み入れたことがなかったのですごく新鮮だったことを思い出します。ゲストの皆さんの足を一歩踏み入れた時の”うわぁ〜”という歓声が面白いですね。どんな反応があるのか毎回楽しみにしています。ご家族でいらっしゃる方が多いのですが、自分自身が昔田んぼに足を踏み入れた時の感動を覚えていらっしゃって自分の子供達にも経験させてあげたいということでいらっしゃる方が多いですね。その子達も同じ想いをして大人になってくれると嬉しいなぁと思いながら、私も一緒に田植えを楽しんでいます。」

田植え体験中の様子

夏の体験は、ジャガイモ掘り、ユルキャン、カカシ作りなど盛りだくさん。

TABICA細川「TABICAの中でも若いホストの方々ってあまりいなかったりするのですごくレアな存在だなぁと思ってお話聞いておりました。ありがとうございます。夏はどうでしょうか?」

隊長「夏は、田植えが終わって休む間も無く、ジャガイモ掘りをします。その後には畑や田んぼのメンテナンスをしていきます。去年に”草取り一緒にしませんか?”という体験をやってみたら、この体験も結構人気になったんですよね。今年も開催していきます。

TABICA細川「いいですね、コミュニティ感がありますね。」

隊長「7月は草取りをやって、8月は日中はかなり暑いのですが、夜は涼しくなっていますので、ゆるキャンという火を囲んでキャンプじゃないですけど、日帰りで自然を楽しめるようなイベントをしています。夏野菜もその場で収穫して、おつまみ畑という感じでつまみながら食べられたらいいなぁと思っています。本当にいろんなイベントにトライしているのですが、去年はカカシ作り体験も開催させていただきました。」

TABICA細川「本当にいろんな体験されていて全部ご紹介いただきたいのですが、時間の関係で割愛いただいておりますが、気になる方はイナカプロジェクトさんのページをご覧ください。夏も体験が盛りだくさんですね。」

テントの試し張りもできちゃう!楽しそうですね!

秋のメイン企画は、稲刈り体験。米作りの醍醐味。

TABICA細川さん「秋はいかがでしょうか?」

隊長「秋は、お米作り、稲刈りの季節に入っていきますね。9月中旬くらい10月上旬にかけて稲刈りをします。そんなに早いの!?とびっくりされる方もいらっしゃるかと思いますが、実は私たちの農園は遅い方なんです。8月中に稲刈り終わっているところもあったりします。」

TABICA細川「The農家体験ですね。刈ったりするのって簡単にできるものなんですか?子どもたちもできるようなものなんですか?」

隊長「できるんですよね。みなさん上手です。むしろ、子どもより大人の方が腰を低くしないといけないので大変かもしれませんね。子どもたちは普段危ないからといって鎌を持たせてもらえなかったり、そういう機会があまりなかったりするんだと思いますが、夢中になってバンバン刈ってくれますよ。田植えの時は泥で遊んでいるような感じもあるんですが、稲刈りは集中してやってくださいますね。」

社長「稲刈りは米作りの醍醐味なんですよね。いよいよ食べるぞ、という手前の過程なので、そういった意味で、これから自分たちで食べるお米を目で見て感じながら狩るっていうのは特別な体験になりますね。」

稲刈り体験の様子

冬のメイン企画は、収穫祭、わら遊び、餅つき体験など。

TABICA細川「冬はいかがでしょうか?」

隊長「11月くらいの寒くなる前にお米の収穫祭を行います。お米作りの集大成ですね。新米をそこでお披露目させていただいて、羽釜で炊いたご飯として新米を食べます。そのころに里芋も掘れるので芋煮を作ったりもします。収穫祭なので1日しか設定しないんですが、去年は大雨で流れてしまい本当に悲しかったので、今年からビニールハウスを用意しましたので今年は大丈夫です。」

TABICA細川「自然はわからないですからね。」

隊長「今度は絶対やれるようにして準備して待っておりますので、みなさんぜひお越しください。(笑)12月には、わら遊びという企画をやっています。お正月に飾る〆縄飾りをつくるワークショップですね。お米作りに感謝する、というようなお話をしたりしています。後は餅つき体験をやることもあります」

TABICA細川「素晴らしいですね。やっぱり新米は美味しいですか?」

隊長「いやぁー本当に美味しいですね。私も収穫祭まで食べずに我慢して、みんなでその時に美味しいねってなるのを楽しみにしています。」

収穫後のお米の様子

1年を通して、子どもたちに自然の循環を体験させてあげたい

TABICA細川「今日はインタビューありがとうございました。春夏秋冬とコンテンツがたくさんあるイナカプロジェクトさん、本当に素敵ですね。ここまで読んでいただいた方はファンになっていただく方も多いのではないかなぁと思いますが、最後に、イナカプロジェクト として大事にされていることだったり、参加を検討いただいている皆様へ一言お願いできればと思います。」

社長「実際にやっていることは農業で、畑に出て1年間かけて汗水垂らしていろんな作物を作るという泥臭いものだったりするんですが、みなさんに来ていただく時には、あまり深く考えずに自然の恵や自然の中でしか体験できないことを純粋に楽しんでもらいたいなと思っています。もちろん、お家に帰って家族で話す機会だったり学びの場を持ってもらってそれは素敵だなぁと思うのですが、お越しいただいたときは、あまり難しく考えずにシンプルに自然を楽しんでいただければ嬉しいなと思っています。」

TABICA細川「素敵ですね。ありがとうございます。隊長はいかがでしょうか
?」

隊長「畑で過ごす時間を大事にしてほしいなと思っています。新型コロナウィルスの影響で、当たり前に行けていたところに行けなくなったというという現実に悲しんでらっしゃる方々もたくさんいるかと思います。実際、リピーターのみなさんからも”行きたい”というメッセージをたくさんいただいたりもしていたのですが、私たちも当たり前にイベント立てたらゲストさんが来てそこで一緒に笑えて収穫して、ということができなくなったのが、当たり前じゃないんだなと思いました。すごく大事にしていきたいなと思っています。これから来てくれる人にもこの場所があるのは良いなぁと思ってくださったら嬉しいです。」

TABICA細川「素晴らしいですね。ありがとうございます。ノラネコくん、いかがでしょうか?みなさんにメッセージをお願いします。」

ノラネコくん(無言で、おいでおいで、のポーズ!)

TABICA細川「非常に和気あいあいとした雰囲気にしてもらってありがとうございます。ここにヤギが7頭がいると想像すると、本当に楽しい現場なんだろうなと思っています。年中企画をやっていらっしゃるかと思いますので、是非みなさんも参加いただいて楽しい思い出を作っていただければと思います。今日は本当にありがとうございました!」

おいでおいでのポーズをするノラネコくん

今回インタビューに応じてくださったイナカプロジェクトさん、本当にありがとうございました。イナカプロジェクトさんの体験はこちらからご予約いただけますので、ぜひご参加ください。

イナカプロジェクト」さんの体験はこちら

https://tabica.jp/users/110


本インタビューの動画はこちらから

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