“水引細工”体験が気になる。心を結ぶ、和のアクセサリー作り

ご祝儀袋に結ばれている「水引細工」。金や赤など華やかな糸を結い上げたものであり、古くから日本に伝わる伝統工芸品です。以前は結婚式や入学祝いなど御目出度い場面でしか見かけないものでしたが、最近ではこの水引細工を使用したアクセサリーが登場。身近な存在になりつつあります。今回は水引細工の種類と、アクセサリー作りが体験できる教室をご紹介します。

”水引（みずひき）”とは？

水引細工とは、ご祝儀袋や不祝儀に結ばれている飾り帯紐のこと。紐の本数や結び方によって意味が変わります。例えば、ほどくことが困難と言われる「あわじ結び」は、「末永くおつきあいしたい」という意味が。「蝶結び」は、何度でも結び直すことができることから「何度あってもうれしい出来事」という意味が込められています。糸の色が赤と白ならお祝いごとに、白と黒なら弔事など色にも意味が込められています。

ochaさん(@ocha718)がシェアした投稿 – 2017 8月 22 11:26午後 PDT

基本的には、ご祝儀袋などハレの日に用いられることが多い水引細工ですが、最近ではアクセサリーとして人気。お祝いごとに用いられることの多い水引細工は、とても華やかなのでブレスレットやブローチ、ピアスなどにもぴったり！　お着物に合わせるのはもちろん、普段着にも合わせやすいことで人気を集めています。

参照：日本文化研究ブログ、加賀水引津田公式サイト

華やかで立体的な”加賀水引”

J’aDoRe JUN ONLINEさん(@jadorejunonline)がシェアした投稿 – 2015 6月 17 8:25午後 PDT

水引細工にはさまざまな種類があるのですが、なかでも有名なのが金沢の伝統工芸品「加賀水引」です。”平面的だった水引折型をふっくらとしたまま折り目をつけず、華やかなフォルムにした立体的な結び”（※3引用）のものなので、とても華やかさがあります。

参照：金沢市観光協会「金沢旅物語」、石川県中小企業団体中央会「石川の伝統工芸」
引用：※3　しゃかいか！「相手を大切に思う心を丁寧に結ぶ華やかな加賀水引　津田水引折型」

金沢で水引細工にチャレンジ

水引き細工の本場、金沢ではさまざまな体験講座が行われています。今回はおすすめの体験教室をピックアップ！　金沢に旅行で訪れた際には水引細工にチャレンジしてみてはいかがでしょう？　とくに、女子旅にはぴったりの体験ですよ。

津田水引折型

@omiyageiroiro2461がシェアした投稿 – 2017 6月 3 8:09午前 PDT

明治初期から続く老舗店「津田水引折型」。金や銀の芯にさまざまな糸色を巻き付けた素材を使用、これにより立体的な水引細工を創りだした名店です。こちらで販売されている水引のアクセサリーは、金沢名物となっています。そんな名店の水引細工を学ぶことができる体験教室が開催。ストラップやピアス、ネックレス作りなどを体験することができます。事前予約が必須なので、旅行の日程が決まった際にはお早目のご予約をおすすめします。

紙処なごみ

野口結衣さん(@yui1216nogu)がシェアした投稿 – 2016 3月 4 12:21午前 PST

「紙処なごみ」は、多種多様な紙を揃える紙の専門店。近隣にある鞍月公民館を利用して、月に1回500円程で参加できる水引細工の体験教室を開催しています。１時間～１時間３０分で体験することができ、「あわじ結び」をはじめとした水引の基礎を学ぶことができます。前日までに予約をすれば参加することができるので、気軽に参加してみてはいかがでしょうか？

石川県立伝統産業工芸館

石川県の伝統的工芸品36業種を常設展示している「石川県立伝統産業工芸館」。現代のくらしに生きる伝統工芸品を、衣食住にまつわる美として展示されています。こちらでは、水引細工のついたぽち袋を作るワークショップ が開催。30分400円とお手軽に体験できるので、旅行の最中におすすめです。

気軽に行ける、東京の水引教室

出典：aini

都内でも水引細工を体験できる教室が行われています。東京都町田市のhuit Kさんが毎月開催しており、基本的なあわじ結び、梅結びのどちらかでアクセサリー作りを学ぶことができます。ブローチやイヤリングなどお好みのアクセサリーを作成。初心者でも丁寧に教えてくれるので、最後まで完成させることができますよ。

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