残暑見舞いの例文と“気持ち”が伝わる書き方のポイントまとめ

最近は、あらゆる挨拶もメールやLINEなどで済ませてしまいがち。しかし、より丁寧で気持ちがこもった挨拶は、やはり手紙やハガキではないでしょうか?そこで猛暑の時期に「残暑見舞い」の基本的なマナーと例文をご紹介。ちょっとしたワンポイントを押さえて、より気持ちが伝わる残暑見舞いにしませんか?

マナーのおさらい

写真提供:でじたる・らぶ / PIXTA(ピクスタ)

残暑見舞いとは、猛暑期に相手の健康を気遣う便りを出し、お互いの近況を報告しあう夏季の挨拶状。残暑見舞いを出す時期は、立秋以降から夏の終わりである8月31日ごろまでとなります。2017年の場合、立秋は8月7日(月)ですので、そこから遅くとも8月中に送れば問題ありません。残暑見舞いは挨拶状なので、喪中の方に送っても問題ないとされていますが、「あまり派手な絵はがきにしない」「重ね言葉を使わない」といった配慮は必要になります。

引用:暑中見舞い・残暑見舞いとは

一般的な文章の構成

残暑見舞いを上司やビジネス相手などに送る場合、「失礼のないようにしなければ」と考えてしまいますが、文章の順序をおさえればすんなり書くことができます。基本的な文章の構成は以下の通り。

「残暑お見舞い申し上げます。」(お見舞いの挨拶)

  1. 時候の挨拶と相手を気遣う言葉
  2. 簡単な近況報告
  3. 相手を気遣う結びの言葉
  4. 「平成○年 晩夏(日付)」

全体的に、あまり長々と書かないようにするのがポイント。日付は「盛夏」ではなく、夏の終わりや秋の始まりを意味する「晩夏」「立秋」「葉月」と記します。また、季節の挨拶状なので、そのときの寒暖に合わせた表現にすると◎。上記の構成をもとに、送り先や自分の立場に合わせた文章を付け加えていきましょう。

シーン別・具体的な残暑見舞いの例文

次に、送る相手に合わせた例文をご紹介します。ここでは、一般的な例文、上司に送る例文、恩師へ送る例文の3パターンをまとめてみました。

一般的な例文

残暑お見舞い申し上げます

立秋を過ぎてもなお暑い日が続いておりますが、皆さま、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
お陰様で、わたくしたち家族全員、夏バテもせずつつがなく暮らしております。
夏のお疲れが出るころですので、どうぞお身体にはお気をつけて健やかにお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。

平成○○年 立秋

引用元:日本郵便 公式サイト

こちらは両親や親戚、友人宛など近しい人宛に使える一般的な文例。身近な相手に送るものなので、堅苦しくなりすぎないように書きましょう。お中元のお礼を兼ねる場合は、お中元の感想と「この度はご丁寧なお心づかいをいただき、本当にありがとうございました。」などの一言を添えるとなおよしです。

上司に送る場合の例文

職場の上司など仕事関係の場合は、一般的な例文よりもやや改まった文章で記します。〆の挨拶では「ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。」など、上司への気遣いや感謝の気持ちを添えましょう。休暇中の場合は、休暇をいただいたお礼と「今まで以上に仕事に邁進する所存です。」などの一言を添えるとより丁寧です。

恩師へ送る場合の例文

恩師へ送る場合は、「○○先生にはお元気にご活躍のことと存じます」「○○先生についてはいかがお過ごしでしょうか」など、文中で「先生」と呼んで問題ありません。先生と離れた地域に住んでいる場合は、「故郷の夏を思い出します」など地元や当時の話を織り交ぜたり、帰省の予定を書くと良いでしょう。

さいごに

夏の終わり、秋の始まりを知らせる残暑見舞い。あなたが送るハガキを見て、季節を感じてもらえたら素敵ですよね。最近では、涼しげなイラストが描かれたハガキも増えているので、イラストやデザインにこだわってみるのも良いかもしれません。素敵な残暑見舞いを書いて、季節の変わり目とあなたの近況をお知らせしてみてくださいね。

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