サーフィン一つとっても様々な種類があります。そのうちの一つが今回ご紹介する、ボディーボードです。初心者の方向けに、基本的な知識と覚えておいた方がよいポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
ボディーボードってどんなスポーツ？
ボディボードの発祥は1970年代初めのハワイ島といわれています。サーフィンよりもっと手軽に波乗りをしたいと考案・開発されたもので、一般的なサーフィンより小型のボードに、腹ばいになって波乗りするマリンスポーツです。ボードの上に立たないのが特徴で、波に運ばれているようなイメージで、自然を体感できるのが醍醐味の一つ。 足にはフィン（足ひれ）をつけ、上半身の体重移動で板をコントロールして波乗りします。初期費用も、他のロングボードやショートボードと比べてリーズナブルに始められるのが人気の理由です。
必要な道具は？
水着、ウェットスーツ、日焼け止め、ビーチサンダル、タオルなど通常の海水浴で使うグッズの他に、「ボディーボード」「ワックス」「リーシュコード」「フィンとソックス」が必要となります。以下で各アイテムの役割や選ぶときのポイントを紹介していきます。
ボディーボード
ボディーボードを始めるなら自分に合った板を買いたいですね。大体の相場は3000円〜10万円くらいといわれており、主に素材によって値段が異なってきます。ボディーボードの板はサーフィンと違って柔らかく、基本的にポリプロピレンやポリエチレンなどの発泡素材が使われています。 動画を参考に、自分の体に合った長さ・幅・厚さのものを選んでみましょう。ネットでも購入できますが、できればサーフショップのスタッフに相談するのがおすすめですよ。
フィンとソックス
引用元：Amazon ボディーボードでは手をクロールのようにして回しながら進んでいきますが、それだけでは推進力が足りません。そこで、両足にフィン（足ひれ）を装着する必要があるのです。大きくて硬いフィンほど推進力がありますが、脚力に合わないものを選んでしまうと、足を痛めてしまうおそれも。 初心者や女性にはコンパクトで柔らかめのものがおすすめと言えます。
ワックス
引用元：Amazon ボディーボードの板の上で滑らないために使用するのがワックスです。手、ヒジをつく部分に塗るのが基本で、季節によって使うワックスの種類が異なることを覚えておきましょう。ボディーボード専用のワックスはあまりないので、サーフィン用のものでOK。サーフショップ、スポーツの量販店、ネットなどでも手に入ります。
リーシュコード
引用元：Amazon 板と自分をつなぐコードがリーシュコードです。これは大切な役割があります。まず、波に巻かれた時にボードが流されないようにしたり、流れてしまったボードが他の人にぶつかってケガをさせないためです。手首につなぐリストタイプと二の腕につなぐアームタイプがありますので、自分に合う方を使うようにしましょう。
ボディーボードの乗り方
初級編
動画では道具の使い方、基本姿勢、海の入り方、簡単なテイクオフの方法を紹介しています。特に基本姿勢は重要ですので、海に入る前に陸できちんとイメージトレーニングをしてから臨むようにするとよいでしょう。ボディーボードは海に入ってたくさん経験することが一番の上達の近道だからです。
中級〜上級編
ここでは、「エルロロ」と呼ばれるテクニックを紹介したいと思います。波の勢いを生かして横回転するボディーボードの技がエルロロです。しっかりと波乗りができるようになり、基本をマスターして練習を重ねれば、こんなワザにも挑戦できるようになります。こんなふうに波に乗ることができたら、気持ち良さそうですよね。
海でのルールと注意事項
写真提供：kailua_otoko / PIXTA(ピクスタ) マリンスポーツは手軽に爽快感を味わえる半面、海難事故も多いのが特徴です。また、ビーチでは周りに気を配り、ルールを守ることも大切となってきます。ここでは抑えておくべき注意事項を紹介したいと思います。
ドロップインとスネークイン
サーフィンにはゴールデンルールというのがあり、一つの波には一人のサーファーしか波に乗れないというルールがあります。もし、波のピーク（波のトップ）に乗ろうとしているサーファーがいたら、譲るようにしましょう。もしこの時点で、その波に乗ろうとすることをドロップイン（前乗り）すると言い、マナー違反になります。このルールは、譲り合って波を楽しむにはもちろんのこと、衝突事故などを防ぐ意味でも大切なことなので、ドロップインをしないように注意です。 また、同じように波のピークの後ろ側から波乗りしようとし、横入りしてしまうことをスネークインと呼んでいます。どちらの行為もマナー違反なので、もしやってしまった場合は必ず謝るようにしましょう。
離岸流に注意
離岸流とは、その名の通り岸から離れてしまう流れのことで、別名「カレント」ともいわれています。例年、海難事故の要因となっているのが離岸流とされており、ボディーボードを行なうサーファーも当然注意しなくてはなりません。 初心者のうちは見分けづらいので、ライフセーバー、周りのサーファーに聞いてカレントの発生しやすい箇所をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
さいごに
いかがでしたか？
今回は初心者がボディーボードを始めるにあたり覚えておべきことをまとめました。
この記事を参考に、今夏ボディーボーダーとしてデビューするきっかけにしてくださいね！
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