【インタビュー】「そう名乗るからには背負う覚悟がある。」占い師の背負うものとは | 愛の伝道師・JUNO(ユノ)

どんな恋でも必ず成就させるという愛の伝道師・JUNO(ユノ)さんは、京都で育った。寺社が多く立ち並び、古くから占いの文化が盛んな古都で、彼女は何を感じ、今東京の空の下どんな景色を見ているのだろう。愛とは、哀しみとは、占いとは。彼女の思うあるべきカタチを訊かせてもらった。

憧れの東京で、自分に合った仕事を

−さっそくですが、いまのJUNO(ユノ)さんはどんなお仕事をされているのでしょうか。

JUNO 「愛の伝道師JUNO」という名前で、占い師として活動しています。

−JUNOというお名前の由来をお聞かせいただけますか?

JUNO それは秘密♡

―大変失礼いたしました(笑)。……では、JUNOさんが占い師になろうと思ったきっかけは何だったんでしょう?

JUNO 占い師に直接スカウトされたのが、はじまり。以前、自分のプライベートでうまくいかないことがあって、有名な占い師さんのところに行ったの。その時期は全国各地に出向いてたわね……。でも何度か、「占い師にならないか」と誘われたのよ。

―占い師が見て、占い師に向いている人……だったと。

JUNO そうね〜。何がひっかかったのは今でも分からないのだけどね。でも、むかしはどうしていいかわからない状況に陥ったとき、よく寺社にお参りにいっていたわね。私は京都出身なんだけど、都民は占い好きが多くて、「何か悩んだことがあったときは、占い師さんのもとへ行く」という習慣があったの。

―現在、活動の拠点を東京にしているのは、何か理由があるのでしょうか?

JUNO 東京が好きなの。いいじゃない、大都会。日本の首都ってこともあって、いろんな情報が集まったり、発信できる場所。それが東京。そういう場所には、ものすごく魅力を感じるの。

―京都は「西の都」、東京は「東の都」で、どちらも「都会」という視点では大差のないように感じます。その点、東京のどこに魅力を感じているのかお聞かせいただけますか?

JUNO 私の親戚の家が東京にあってね。小さい頃、よく遊びに行ってたから、「東京の人」への憧れがあったのよ。京都の人は、自分たちの住んでいる場所にプライドをもつことが多いんだけどね(笑)。

―謎が多い……! ちなみに、東京の街のなかでも、どの地域が好きですか?

JUNO 東京だと、渋谷〜六本木あたりが好きだわ。麻布十番で飲むのも好き♡ とにかく、休日はそのあたりで過ごしてるわ。

−期待した通りのお答えで嬉しいです!

JUNO ほんと? 話は戻るけど、ある占い師さんからの薦めで、占い師が自分の天職かもしれないって、ビビッときたのね(笑)。自分の生き方、考え方と、一番無理なく合っている職業かもしれないってね。

―天職かもしれない、占いの仕事と出会ってからの人生は、大きく変わっていったと。

JUNO 変わったわ。占いの前にやっていた仕事には、いつも不満を抱えててね。「なんで自分はこんなことをしているのだろう」と。コロコロといろんなことに挑戦して見たんだけど、どんな仕事も満足感がなくってね。いまの仕事なら、時間に関係なく24時間やっていてもいいくらいよ。実際にそうしていたこともあって、やりすぎて食事も睡眠も取らずに体をこわしてしまったことなんかもあったわ…懐かしいわ(笑)。あれは、まだ上京したての話よ……

―その話はまた後日お聞かせください(笑)。

インターネットではできない、対面の占い

―ずばり、占い歴はどれくらいでしょうか。

JUNO 占い歴は21年くらいかしら。

―21年ですか……! 長くキャリアを積んでこられた上で、テレビ出演や最近では『LINE占い』でも人気を集めていらっしゃるんですね。

JUNO ええ。LINEのアプリも好評をいただいていて嬉しいわ。

−やってくる方は、やはり固定客のほうが多いですか?

JUNO 固定客(リピーターのかた)もいれば、ほかから流れてきてくれるお客さんもいるわね。いまの時代だと、サイトとか、アプリを利用される方が多いように感じるわ。だからお店に直接きてくれる方は、人間関係が薄かったり、会話ができる相手が少ないというひとだったり。

−インターネットの影響が強いのですね。

JUNO いまは、家にいてサイトやアプリを使うだけで占いができるようになってるの。お店にいかなくてもいいし、話をすることもない。だけど、「私がいるじゃないか」って伝えてたいわ。直接会いに来てくれれば、手相や顔色を見ることもできるし、その分、悩みへの解決も早いのよ。アプリだったら、抱えている悩みというものを、決められた選択肢のなかから選ばなくちゃいけない。そうすると、自分が本当に欲しい答えが得られなかったりするから。

−アプリとかだと、限界がありますよね。

JUNO そう思うわ。直接会った場合なら、そのひとの細かい心の奥を読み取れるし、精神状態を見ることもできる。手相に顔色に、いろんな見方を多角的にできるし、その人に合った話し方やアドバイスをしてあげることで、心から元気になって帰ってもらえる。お客さんによっては、涙を流す方もいるのよ。
対面は、何より解決のスピードがスピードが早い。正直な話をするとね、電話占いや、アプリを使っても、なかなか解決しにくいのよ。それなりの答えがでたとしても、それで心から安心できるひとは少ないんじゃないかしら。

−なるほど。正解は出ても、解決していない、と。

JUNO やっぱり人間、心をいい状態にしたいときには、人に会ったほうがいいと思うわ。

−機械では得られないものですよね。

JUNO 顔を見ていないからこそ、悩みを打ち明けやすいかもしれない。でもね、足を運んで、言いにくいことも勇気をだして言うということも大事なことなの。アプリを使って楽したとしても、楽した分の答えしか得られない。実際に会って、お互い自分の言葉で話す方が、解決は早いんじゃないかしら。

「愛の伝道師」という名称について

−対面で占わない占い師さんもいらっしゃるんですか?

JUNO ええ。いっぱいいるわよ。やっぱり直接そのひとと会って、本当の悩みを一緒に解決していこうとしたほうが、やりがいを感じるの。地道でもいいので、一人ひとりと会って見ていきたいと思ってるかしら。

悩みを聞き、解決に導くというのは、必ずしも親や友達にはできない。親子間の悩みだと、子から親に言いづらいこともあるし、その逆で親の立場から子どもに言えないこともあるじゃない? 友達同士でも、やっぱり気持ちの全ては話せない。それぞれのプライドもあって、恋愛の問題などは特にそう。聞いている友達も、「幸せになって」と言いつつも裏では「幸せになり過ぎないで」と少しながら願っていたり。

そういう意味で、占い師は客観的な立場でいられることができるのよ。その人に合ったアドバイスや指摘ができるし、近道なんじゃないかなと思うの。占いは、「運命学」という学問でもある。私が自分で人生を歩んできて感じてきたこと、わかってきたことなど、ひとにはない感性があると思っているので、それを活かすように心がけてるわ。

私自身、不幸なこともいっぱい経験してきて、あまり話せないような苦労もしてきた。この世の不幸はぜんぶ経験してきたと言ってもいいかもしれないわ。だからこそ、「愛の伝道師」としていられるのだとも思うの。

−「愛の伝道師」という肩書きは、幸せな愛しか知らない人間では名乗れない、と。

JUNO そうね。数々な経験をして、この名前を名乗り、背負うことができるようになったの。名前を汚さないためにも、頼ってきてくれたひとは、ひとりでも多く助けてあげたいという気持ちが強いわね。

−「街歩き」を開催しようと思われたのは、そういう意味もあったんでしょうか?

JUNO そうね。幸せであることに関して、敏感にならないといけないとも思ってるの。恋愛というものを見抜く力(感性)も、どんどん磨いていかなくちゃいけない。
恋愛に関していえば、お金のかかるデートをするような人はあまりうまくいかないわ。そうすると次のデートにはもっとお金をかけて、旅行には海外だって行ってしまう。ある程度年月がたつと、忙しくなってそんなお金のかけかたもしなくなり、女性もほかの男のもとに行く。結婚してからは男は妻に飽きて、女性として見なくなる。

男性には結婚しても妻を女性として見ることができる精力が本当は必要で、最近はそれどころか、女性を追いかけるという男性自体も少なくなっていますよね。追いかける人がたまにいたとしても、社会が「ストーカー」だとおおげさに騒ぐようになってしまったり。昔は、一途に女性に貢ぐ、というようなこともしていたのに。本当にストーカー行為に及んでいる方はもちろん別よ。それは愛ではなく犯罪だからね。
私が言いたいのは、全体として潔癖すぎて、恋愛が実らない時代になっているんだということ。結婚したとしても性的に不満なことが多く、幸せになれない。不倫に関するドラマや話題が盛り上がるのも、そういう時代だからよね。

−今年のスキャンダルは特にそうでしたね。

JUNO そうでしょ(笑)。若い世代の女性なんだから、男性を求めるのは本能的なことでしょ。結婚に対して幸せが見つけられなかったり、性に対して積極的な男性がいない時代なだけに、どんどん人口も減っていくんじゃないかしら。「愛の伝道師」と名乗るからには、そういう世の中を直していきたいという気持ちがあるわ。

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