一夜限りの冬景色を堪能!〜青根温泉雪あかり〜

本格的な冬が到来し、雪を楽しめる季節になってきましたね。クリスマスイベントや冬まつり、雪見温泉など様々な催しがありますが、皆様はどこへ行くか決めましたか?今回は冬の空気を存分に味わえる宮城蔵王のイベント「青根温泉雪あかり」をご紹介します。

(山形蔵王のイベントはこちら→「冬を満喫!世界に誇る樹氷を見よう!〜蔵王樹氷まつり〜」)

【青根温泉雪あかり】

■青根温泉とは?

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出典:じゃっぽの湯公式サイト

宮城県柴田郡川崎町にある青根温泉郷。蔵王連峰の宮城側に広がる温泉街です。1528年に開湯したとされ、長い歴史を持ちます。あの伊達政宗も湯治場として利用していたと言われています。

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出典:じゃっぽの湯公式サイト

宮城蔵王には青根、峩々(がが)、遠刈田(とおがった)と3つの温泉地がありますが、このエリアには”面白い伝説”が残っています。

その昔、蔵王連峰のふもとには「三階滝」と「不動滝」という2つの滝が流れており、三階滝には「モクゾウガニ」という蟹が住んでいました。何百年も住む間にかなり体が大きくなったモクゾウガニは、不動滝に引っ越しすることにしました。しかし、既に不動滝には大ウナギが住んでいたのです。モクゾウガニは棲み家を奪うため、大ウナギに挑戦状を出しました。年老いた大ウナギは自分の力では勝てないため、美しい娘に姿を変えて、猟師の力を借りるために里へ向かいました。そして猟師に、「不動滝の大ウナギを助けて欲しい」とモクゾウガニ退治の約束を取り付けました。

しかし決戦の日、なんと猟師は寝坊してしまいます。慌てて不動滝へ向かった猟師ですが、時既に遅し!大ウナギはモクゾウガニに体を3つに切られ、天高く飛ばされていました。猟師は心底後悔し、反省しました。

この時飛ばされた大ウナギの頭が青根に、胴体が峩々に、尾が遠刈田に落ちたといいます。その場所からそれぞれ温泉が湧き、「青根温泉は頭痛やノイローゼなど頭の不調に、峩々温泉は胃腸に、遠刈田温泉は足腰に効果がある」と言われるようになりました。

■青根温泉雪あかりとは?

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出典:じゃっぽの湯公式サイト

年に1度、青根温泉郷が暖かい灯火に包まれる冬の一大イベント。地域の人々が連携して作る無数の雪灯ろうの中で、ロウソクがほのかに灯ります。一面銀世界の中、幻想的なオレンジの光が夜の青根を照らします。

【青根温泉雪あかりの見どころ】

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出典:じゃっぽの湯公式サイト

地域住民による手作り雪灯ろうの数はなんと2000個!青根児童公園周辺の特設会場いっぱいに雪灯ろうが広がります。会場では豚汁や手作りこんにゃく、味噌おでんなど体をあっためてくれる美味しいお料理の振る舞いも。雪灯ろうの灯りに包まれながら、ほっこりあたたまりませんか?

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出典:じゃっぽの湯公式サイト

そのほかにも、子どもが参加できる景品付きのゲーム大会や、宿泊券などが当たる大抽選会、いちごのプレゼントなど盛りだくさん。青根温泉のある川崎町全体では、「宝探しゲーム」も開催されます。川崎町のあちこちに隠された「宝箱」を探してキャラクターのカードを集めます。川崎町内のお店などで「宝箱探しゲーム」のパンフレットを手に入れると、宝箱のある場所のヒントがわかり、更にパンフレットにある応募用紙にカードのキーワードと応募要領を書いて応募すれば、豪華な賞品が当たる可能性も!

また、特設会場には青根温泉「じゃっぽの湯」もあるので、冷えた体を名湯で温めるのもいいですね!青根温泉は「頭」に効くとされる温泉。歴史あるお湯で頭をスッキリさせましょう!

至るところに雪灯ろうが!地域の方々の努力が感じられますね!

 

【2017年の情報】

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出典:じゃっぽの湯公式サイト

イベント名:青根温泉雪あかり

日時:2017年2月12日(日)午後3時〜午後9時(点灯式は午後4時30分〜)

場所:青根温泉「じゃっぽの湯」、青根児童公園周辺特設会場(宮城県柴田郡川崎町青根温泉9-1)

アクセス:JR東北新幹線「白石蔵王」駅、JR東北本線「白石」駅より宮城交通バス・遠刈田温泉終点下車、車で10分

問い合わせ:じゃっぽの湯(0224-87-2188)、川崎町観光協会(0224-84-6681)

 

いかがでしたか?歴史深い青根温泉を彩る雪あかり。一夜限りのイベントなので、ぜひ足を運んでみては?

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