暮らし体験マルシェ

くしもとちあきさん

TABICAでは持ち前のパンの知識を活かし、おすすめのパン屋さんを巡る街歩きを開催している、くしもとちあきさん。パン教室pique-niqueを主宰し、普段からパンの先生、そして料理家としても活躍中。TABICAで体験を開催するなかでの一番の喜びは、「仲間が増えていく」ことだという。その真意やお話を伺った。

パンが好きで、はじめた街歩き

ーまず、くしもとさんがTABICAで行われている体験の紹介を、簡単にお願いします。

くしもとちあきさん(以下、くしもと):普段はパンのレッスンをしたり、レシピ作成やイベントなど食関係の仕事をしていて、TABICAではその知識を活かした、おすすめのパン屋さん巡りをしています。
「ぶらりパン旅」と称して、最初は鎌倉を中心に街歩きを行っていきました。いまは幅を広げて、築地や、夜の東京を舞台にした街歩きも行っています。もちろんテーマは、街のパン屋さん巡りです。

ー体験を開催する際に、なにか気をつけていることはありますか?

くしもと:パン屋さんには事前に許可を取るようにしています。体験を通して何度もお邪魔するうちに、温かく迎えてくれるところも増えるようになり、たくさんのつながりができました。
それから、買っていただいたパンはお持ち帰りしていただくようにしています。基本的には歩きながら食べるということはしていなくて、公園など休憩できるスペースで、ゲストのみなさんと試食を取るようにしています。

ー体験にはボランティアスタッフが同行しています。時間配分などのサポートもさせていただいています。

くしもと:そうですね。まさにそういう部分でも助かっていますし、ゲストが怪我や事故にあわないように誘導していただくなどの安全面の配慮もあって、とても心強いです。

ホスト、ゲストの垣根を超える「仲間」という意識

ーTABICAには街歩きのほかにも自然体験、ワークショップといったジャンルがあります。パン教室の先生という経験を活かし、ワークショップを開催することもできたかと思いますが、街歩きをしている理由は、どういったものがあるのでしょう。

くしもと:もちろんワークショップにも興味はあります。活動の幅を広げて、いつかはやってみたいですね。私が体験を開催する目的のひとつに「パン好きの皆さんとつながりたい」というのがあります。そのために始めたのが、街歩きでした。おすすめのパン屋さんをゲストと一緒に巡っていると、なんだか仲間が増えたような感じがするんです。

ーなるほど。パン好きが集まる、仲間のような?

くしもと:その通りです。一緒にパン屋さんを巡っていると、自然とゲストさんとも会話が弾みます。「どこどこのお店のパンが~」と、逆にこっちが新しい知識や情報を教えてもらうこともあったり。そうやって楽しんでいると、共通のパン好き仲間と一緒に歩いているような感覚にさせてくれるんです。
もちろん、ホストとして案内すべきところは案内していますが、やはり時間が経つとゲストも緊張を解いてくれて、ホスト・ゲストという枠の関係というよりも、同じ仲間と歩いている気分です。

ーそういった仲間が、どんどん増えてくれるのはうれしいですね。

くしもと:はい。自分のパン教室として活動するなかではできないことだったので、とても新鮮な出会いでした。そういった意味でも、いまは鎌倉から築地、さまざまな場所へと足を伸ばしているところです。趣味である自分のパン散歩の延長でそのまま体験の開催を思いついたりすることもあるので、面白いです。

好きではじまったTABICA

ー最後に、これから体験を開催しようとしているホストに向けて一言お願いします。

くしもと:もともと、自分の好みを分かち合いたいという思いでTABICAのホストをはじめました。そういう意味では仲間が増えて充実しています。どんな「好き」でも、体験になるのがTABICAだと思います。
自分の体験に関するレビューがきて嬉しい気持ちになったり、ゲストの声が参考になったりと、とても新鮮な場所です。
同じ価値観の「仲間」ができる感覚を、ぜひ体験してほしいと思っています。

ーありがとうございました。

くしもとさんとの取材のなかで、しきりにでてきたのは、この「仲間」というワード。
ホスト・ゲスト間の垣根を越えて、まさに仲間同士、自分の好きなパンについて語らいながら、街のパン屋さんを巡る。その様子を語ってくれたくしもとさんには、笑顔があふれていた。
「好き」が分かち合えるこの場所で、くしもとさんはこれからもパン仲間を増やしていく。